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地区面積:11,436.4ha 賦課面積:10,253.5ha 組合員:870名

Tsubuyaki Sanji

【Tsubuyaki Sanji】役割

2024-05-02
 土地改良区の役割とは? 各土地改良区定款の第1条のとおり、「農業生産の基盤の整備及び開発を図り、もって農業の生産性の向上、農業生産の増大、農業生産の選択的拡大及び農業構造の改善に資することを目的とする。」と明記されています。つまり、基盤整備から営農まで、ほぼ耕種農業全てのことが関係します。
 当区が現在行っているのは、用水路の維持管理、通水配水、各種農業農村整備事業などが主だと思います。過去は、市町村・JAも土地改良事業を実施していましたが、市町村から耕地課が消滅し、JAから土地改良事業を担当していた経験者がいなくなり、土地改良事業は全て土地改良区が実施するものだという感覚になっているような気がします。
 確かに土地改良という文言がついているのですから、土地改良区で実施するのは当然と考えますが、過去に3箇所で実施していた土地改良事業を1箇所でとなると、多少の無理がかかるのは当然と考えます。土地改良区は組合員の賦課金によって運営されています。維持管理は当然ですが、新規事業等にも対応しなければなりません。土地改良区の体制を整えるには、やはり経費がかかります。それを賦課金に求めるには難しいものがありますが、それでも土地改良区は組合員から求められる土地改良事業は実施しなければなりません。土地改良区の運営基盤を強化し、与えられた役割を全てこなす土地改良区でなければなりません。今後、土地改良区の役割は日本農業にとって今まで以上に重要な位置づけにしなければ生き残ることはできないと考えます。営農資材等の高騰、水田活用交付金の見直し、米価の低迷などにより米作り農家経済は崩壊しております。この状況で土地改良区としても新たな展開を模索し賦課金以外の収入を得る方法を考え、役割を全うします。(大変辛いですが……)
 大雪土地改良区 参事 松尾秀人
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