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地区面積:11,437.0ha 賦課面積:10,267.ha 組合員:899名

Tsubuyaki Sanji

【Tsubuyaki Sanji】まさか

2022-06-06
 
土地改良区関係者ならご存じの愛知県「明治用水頭首工」漏水問題、これは土地改良区関係者及び農業関係者にとっては大問題として受け取っていると思います。昨年の4月につぶやいたとおり、全国にある頭首工の約5割は老朽化しております。老朽化した頭首工は補修・改修などが計画的に進められている状況です。「明治用水頭首工」の漏水原因は、パイピングとの結論が出そうですが、近代頭首工でまさかのパイピング現象、私も想像をしていない事で驚きました。現実問題、河川は常時水が流れており、水の中を目視で確認などできない状況です。農林水産省から頭首工点検文書が流れましたが、水の中に潜って確認したわけではありませんので点検を行っても心配はあります。たぶんこのようなことはどこでも起きる可能性があるということです。
当区の「近文頭首工」昭和53年(1978年)に完成し、翌年から取水を開始しており、44年が経過しており老朽化が進んでいます。昨年から国営かんがい排水事業「共栄近文二期地区」が着工し、「近文頭首工」も改修予定ですが、早期の改修が望まれます。「明治用水頭首工」ほどの取水量はありませんが、「近文頭首工」も最大で毎秒25トン取水する頭首工です。もし同じことが起きたと想像したら、土地改良区職員として「身の毛がよだつ」どころではない状況になると思います。今後も、日々の点検で防げる事は防いで、事故がないように努めたいと思います。
 大雪土地改良区 参事 松尾秀人
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