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人類は地球上で一番の動物と思っている方が大多数だと思います。

本当でしょうか？　人は一人では何もできない動物だと思います。人一人と猿一匹で20メートル先の「バナナ」、よーいドンで取りに行って猿より先に「バナナ」を取れますか？普通の人であれば、まず無理だと思います。それなのに人が地球上でこのような生活ができているのは、人と人の「協力」があるからだと思います。今のたとえで言うと、一人が猿の行先を妨害し、もう一人が「バナナ」を取りに行く方法です。食べられる「バナナ」は半分かもしれませんが、何も食べられないより良いと考えます。これが「協力」です！

一人で何でもできると思って仕事をしている方を見かけます。でも一人では何もできていないと思います。会社の誰かが作成した資料、誰かが発表した文献のデータ等を活用して仕事をしていると思います。極端なことを言うと、誰かが発明し、それを製造してくれたパソコンを使用して仕事をしています。そのような方々の「協力」があって初めて成立しています。人類は「協力」の基に成り立っていると考えます。何十年か前、金八先生が「人」という字は、人と人が支え合っていると表現しました。まったくそのとおりだと思います。人と人の支え合い、つまり「協力」することが人類の生活基盤と考えます。そのことを忘れずに生きていきたいと思います。

　　大雪土地改良区　参事　松尾秀人