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地区面積:11,436.4ha 賦課面積:10,253.5ha 組合員:870名

Tsubuyaki Sanji

【Tsubuyaki Sanji】食料自給率

2021-10-05
今回は「食料自給率」についてコメントします。

皆さんご存じのとおり日本の食料自給率は37%(令和2年度カロリーベース)です。お米以外、ほぼ全ての食料が輸入に頼っている状況です。小麦15%・大豆21%・野菜76%・砂糖類36%(令和2年度カロリーベース)しか自給されておりません。
人間にとって食料はとても大切な物です。それを輸入に頼りにしているのが良いと考えている人は少ないと思います。この「コロナ禍」世界各国、自国の国民が大事ですので、いつ輸出停止、日本が食料を輸入ができなくなる時代がくることも考え、我々も危機感を持って生活をしなければならないと思います。日本全国で問題になっている農業者の高齢化、担い手不足による農地の荒廃化が進む状況、今ある農地を守り、そろそろ自国で食料を育てる環境整備を本気で進めなければならないと思います。
なぜ、国内で生産しないのか?色々な要因があると思いますが、日本の気候、生産費が高いなど様々な要因が考えられます。日本の気候に適した作物の品種改良など進めていただき、
少し高くても国内で生産された「安心・安全」な農産物、輸入に頼らない方が良いと思いませんか?日本はフードマイレージが高い国です。食料消費が環境に大きな負荷を与えています。(輸送によるCO2の排出など)
「コロナ禍」、「世界情勢の不安定化」の中、いつ食料が輸入できなくなることも考え、自国で消費する食料は全てとはいいませんが、ある程度自国で賄うのが良いと考えます。
世界的な異常気象、世界の人口増加など食料が不足する時代はそこまで来ています。

日本の主食はお米ですが、皆さんも美味しい「パスタ」「パン」を食べたいですよね。食後には「ケーキ」などデザートも食べたいですよね。また、「醤油」「味噌」も必要ですよね。

政府は令和12年度までに食料自給率45%(カロリーベース)を目標に掲げています。第一次産業従事者だけでなく、国民全員が食料の大切さを考え、目標達成に向けて努力する時期がきていると思います。(もう遅いかもしれませんが今から一歩ずつ)
水稲の水管理に関係している者のつぶやきです。
  大雪土地改良区 参事 松尾秀人


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