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地区面積:11,437.0ha 賦課面積:10,267.ha 組合員:899名

Tsubuyaki Sanji

【Tsubuyaki Sanji】36万トンの話

2021-03-04

今回から私の主観でさまざまなことについてコメントしますので、よろしくお願いします。

 

コロナ禍で外食、中食の需要が減り、米の販売が不調。それに対してスーパーでの「お米」及び「パックご飯」の売れ行きが好調。これを聞くと米の消費量について、プラスマイナスゼロのような感じがします。

 

しかし、現実は令和3年度主食用米の数量で36万トン、作付面積換算で6.7万ヘクタールの転換が必要と言われております。主食用米を加工用米・輸出用米・飼料用米・お米以外などに変更しなければ、今年の秋の米価が下落し米農家の生活は成り立たない状況になる可能性があります。

 

先に述べたように、プラスマイナスゼロになれば問題ないような気がしますが、我々は外食と、おうちご飯ではお腹に入る量には違いがあると思います。

たとえば、お寿司が私にとって良い例だと思います。通常、家では茶碗1杯で満足ですが、回転寿司では何皿食べれば気が済むのか、普段の倍以上お腹に入ります。外食ってすごい力をもっていますね!

また、家ではご飯が余れば冷凍するなど、無駄にしない行動も米の消費量を減らしています。(無駄がなくて良いのですが。)

 

米の主産地では米の消費量を上げる「3飯」(さんめし)運動や、主食用米からの転換推進などの国の政策「水田イノベーション事業」・「戦略作物助成」・「高収益化推進助成」など、さまざまな政策の啓蒙活動を行っています。

今年の秋には稲作農家、消費者ともに満足できる手頃な価格の良食味米ができ、Win-Winの関係ができることを祈っております。

 

最後になりますが、全国に美味しいお米はたくさんあります。さまざまなお米を食べ比べするのもちょっと楽しいかも。(銘柄で炊ける炊飯器を制覇するのも……本当は北海道米を食べて欲しいと思っておりますが。)

お米をたくさん食べて、コロナに負けない身体をつくりましょう。

                                          大雪土地改良区 松尾秀人

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