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Tsubuyaki Sanji

【Tsubuyaki Sanji】ミス

2021-07-05
今回は「ミス」についてコメントします。

私たちが普段言葉として使う「ミス」、英語でこの「Miss」は女性の名前の前に付ける「Miss」ですね、しかし業務で使う「ミス」はこちらの「miss」だと思って使っています。
しかし、「miss」を和訳すると、「取りそこなう」・「取り逃がす」・「乗りそこなう」などの意味として訳されています。「Don’t miss it」は「乞うご期待」、「I miss you」は「会いたいです」など「miss」を使う英語には深い意味がある文章が多いと思います。
日本で「ミス」と言えば、失敗のイメージですよね。
失敗は本来「mistake」・「failure」・「error」が正しいのではないでしょうか?

それでは人間はなぜ「ミス」をするのか?
「ミス」には種類があります。「うっかりミス」・「確認ミス」・「思い込み、勘違いミス」・「知識不足からくるミス」などあります。
その原因は何か? 体調不調や慣れなどからくる「ミス」、明確な目標がないため、なんとなく仕事を行ってしまった時に起きる「ミス」、内容を知らないまま行ってしまう「ミス」など様々です。
「ミス」した場合どうするか、まずは隠さずに報告です。隠されると「ミス」の対処が遅くなり重大な問題になることも考えられます。
「ミス」の解決策に「次回は気をつけます」のコメントは最悪です。ただ「気をつける」だけでできるのであれば「ミス」は起きません。
なぜ「ミス」をしたのか、原因を調査し、何をしたら「ミス」がおきる確率を下げられるのか、改善をしなければ同じ「ミス」は繰り返されます。組織の一部として業務を行う場合「ミス」は本来許されません。自分の「ミス」が組織全体に迷惑をかけることもあるからです。
しかし、人間は「ミス」をするものです。組織として全員で「ミス」の原因調査、改善を考えなければ成長はないと思います。成長は自分のためでもあり、仕事は自分の生活基盤を守ってくれるものです。組織の一員として今の状況に満足せず永遠に「より良い改善」が必要ですね。
渋沢栄一の言葉ではありませんが「もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。」、人間は死ぬまで勉強ですね。

大雪土地改良区 参事 松尾秀人


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